九州国立博物館

  1. 収蔵品ギャラリー
  2. 青磁博山炉

収蔵品ギャラリー

青磁博山炉 (せいじはくさんろ)1合

青磁博山炉
青磁博山炉 1合

「画像検索」で別カットの画像をさがす

分野
考古 
員数
1合 
制作地等
中国 
品質形状
青磁 
法量(cm)
口径5.9 盤径9.3 総高12.7 
時代
中国・南北朝時代 
年代世紀
5~6世紀 
収蔵品番号
J634 

承盤と一体化した炉身と蓋からなる。蓋は全体が円錐形で、神々や仙人のすまう空想上の「博山」を象る。蓋には2カ所に煙出しの小さな円孔を設ける。承盤の底部には裾の緩やかに広がる中実の脚台がつく。淡緑色の青磁釉がほぼ全体に薄くかかるが、炉身と蓋のわずかに張り出す口縁部にはかからない。
漢時代の中国に東南アジアや西アジアから龍脳樹など樹脂性の香料が伝わるようになると、それらを焚くのにより適した深手の博山炉が登場した。南北朝時代になると、博山炉は漢時代の基本的な形態を継承しつつ、材質の面では青銅製や緑釉陶に代わり青磁の作例が主流となった。小型の本作は墓に副葬するための非実用品ながら、異国産の香料を嗜む六朝貴族の優雅な暮らしの一端を今に伝えている。

  • 展示予定はありません。

画像のご利用について

収蔵品ギャラリーのトップへ戻る

ページの先頭へ戻る

    • 収蔵品ギャラリー
    • 収蔵品データベース
  • 対馬宗家文書データベース
  • 収蔵品画像検索
  • 文化交流展示室で見られる作品
  • Colbase
  • e国宝
九州国立博物館
  • サイトポリシー

Copyright © 2023 Kyushu National Museum.