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猪を表現した形象埴輪(動物埴輪)である。鼻筋が短く鼻孔が正面を向き、首筋から背にかけてたてがみが表されている。色調は淡赤褐色である。胴体から後脚にかけて欠損が認められるが、完形に復元されている。胴および頭・脚部は中空である。目は杏仁形に開けられた切れ目状で、口は中央を大きく開き、両端は線刻で表現する。耳はピンと立って横向きである。尻尾は短くやや上方に直立する。尻尾の下部に透かし孔を1孔開ける。脚はまっすぐに延び、蹄の表現は認められない。たてがみから胴部にかけて両面に線刻がある。茨城県真壁郡(現在の筑西市・桜川市の一部)より出土したと伝わる。東京国立博物館の重要文化財「埴輪 猪」(群馬県上武士天神山古墳出土)は本品とも造形的に近く、数少ない優品の一つと見ることができる。
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猪を表現した形象埴輪(動物埴輪)である。鼻筋が短く鼻孔が正面を向き、首筋から背にかけてたてがみが表されている。色調は淡赤褐色である。胴体から後脚にかけて欠損が認められるが、完形に復元されている。胴および頭・脚部は中空である。目は杏仁形に開けられた切れ目状で、口は中央を大きく開き、両端は線刻で表現する。耳はピンと立って横向きである。尻尾は短くやや上方に直立する。尻尾の下部に透かし孔を1孔開ける。脚はまっすぐに延び、蹄の表現は認められない。たてがみから胴部にかけて両面に線刻がある。茨城県真壁郡(現在の筑西市・桜川市の一部)より出土したと伝わる。東京国立博物館の重要文化財「埴輪 猪」(群馬県上武士天神山古墳出土)は本品とも造形的に近く、数少ない優品の一つと見ることができる。
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