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紀元前50年頃、シリア=パレスティナ地域で発明されたという吹きガラス技法により制作された、ローマ時代のガラス容器5点。そのうち、凹み装飾吹きガラス瓶は、溶けたガラスのタネを、文様を彫り込んだ割型に吹き込んで、凹凸を表面に写す型吹きガラス技法と宙吹き技法を併用したものと思われる。5点すべて発掘品と考えられるが、周囲の条件によって、表面の銀化の程度には大きな差がある。内箱蓋表には「ローマ期/硝子器 五種」、同蓋裏には「シリア シドン/紀元一-二世紀/市川清 「清識」(朱地白文方印)」という墨書と落款印章がある。墨書にあるシドンは、東地中海沿岸で現レバノンのサイダーにあたり、ローマ時代のガラスの名産地として知られている。
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紀元前50年頃、シリア=パレスティナ地域で発明されたという吹きガラス技法により制作された、ローマ時代のガラス容器5点。そのうち、凹み装飾吹きガラス瓶は、溶けたガラスのタネを、文様を彫り込んだ割型に吹き込んで、凹凸を表面に写す型吹きガラス技法と宙吹き技法を併用したものと思われる。5点すべて発掘品と考えられるが、周囲の条件によって、表面の銀化の程度には大きな差がある。内箱蓋表には「ローマ期/硝子器 五種」、同蓋裏には「シリア シドン/紀元一-二世紀/市川清 「清識」(朱地白文方印)」という墨書と落款印章がある。墨書にあるシドンは、東地中海沿岸で現レバノンのサイダーにあたり、ローマ時代のガラスの名産地として知られている。
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