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苦行を終えた釈迦が、修行の場所である山を出る姿を表わす。この主題は成道会の本尊として流布したが、鎌倉・南北朝時代にさかのぼる現存作例は少なく、本図は貴重な初期水墨画の一つに数えられる。僧侶の顔貌など、抑制の効いた的確な描写が見所である。
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苦行を終えた釈迦が、修行の場所である山を出る姿を表わす。この主題は成道会の本尊として流布したが、鎌倉・南北朝時代にさかのぼる現存作例は少なく、本図は貴重な初期水墨画の一つに数えられる。僧侶の顔貌など、抑制の効いた的確な描写が見所である。
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