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銅鋳造、円形の鏡である。鏡背は直角式高縁、亀鈕で、一条のへ字五花形圏で内外区に分け、圏線の内側にさらに一条の断続連珠文線を配する。内区は下辺に柴垣、その左右に上方に向かって立ち上がる梅樹と松を表す。上部には2羽の鳥と三日月を配する。外区は圏線と外縁の間隙に縦線文帯および断続連珠文帯を配する。 縁と鏡面の一部に緑青を生じている。 中国古代鏡の形式を採用した、いわゆる「擬漢式鏡」の一例である。この形式は鎌倉時代末期に現れ、その製作は中世を通じて行われた。圏線の五花形の括りや文様表現の形式化が進んでおり、室町時代の作と判断される。 鋳上がり、保存状態とも良好である。 <伊藤信二執筆, 2025>
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銅鋳造、円形の鏡である。鏡背は直角式高縁、亀鈕で、一条のへ字五花形圏で内外区に分け、圏線の内側にさらに一条の断続連珠文線を配する。内区は下辺に柴垣、その左右に上方に向かって立ち上がる梅樹と松を表す。上部には2羽の鳥と三日月を配する。外区は圏線と外縁の間隙に縦線文帯および断続連珠文帯を配する。 縁と鏡面の一部に緑青を生じている。
中国古代鏡の形式を採用した、いわゆる「擬漢式鏡」の一例である。この形式は鎌倉時代末期に現れ、その製作は中世を通じて行われた。圏線の五花形の括りや文様表現の形式化が進んでおり、室町時代の作と判断される。
鋳上がり、保存状態とも良好である。
<伊藤信二執筆, 2025>
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