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これは『集千家註批点杜工部詩集』という中国の書物を日本で出版したものである。その書物は、唐の詩人である杜甫(712-770)の詩1400余編を各種の注釈および批評とともに収載した詩集であり、中国では元の至大元年(1308)に刊行された。日本での正確な出版年は不詳だが、鎌倉~室町時代に禅宗寺院周辺で出版された「五山版」の一つであり、本品が印刷されたのは14世紀末から15世紀初頭ころと思われる。印刷・刊行された後、本品は禅僧たちによって大いに利用され、本文の行間や枠線の欄外には朱や墨による多数の書き込みがある。中世日本における中国文学の受容、印刷文化の発展などを窺うことのできる貴重な資料である。 <野尻忠執筆, 2026>
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これは『集千家註批点杜工部詩集』という中国の書物を日本で出版したものである。その書物は、唐の詩人である杜甫(712-770)の詩1400余編を各種の注釈および批評とともに収載した詩集であり、中国では元の至大元年(1308)に刊行された。日本での正確な出版年は不詳だが、鎌倉~室町時代に禅宗寺院周辺で出版された「五山版」の一つであり、本品が印刷されたのは14世紀末から15世紀初頭ころと思われる。印刷・刊行された後、本品は禅僧たちによって大いに利用され、本文の行間や枠線の欄外には朱や墨による多数の書き込みがある。中世日本における中国文学の受容、印刷文化の発展などを窺うことのできる貴重な資料である。
<野尻忠執筆, 2026>
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