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肩衝茶入 銘 富士 (かたつきちゃいれ めい ふじ)1口

肩衝茶入 銘 富士
肩衝茶入 銘 富士 1口

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分野
陶磁 
員数
1口 
作者
高取 
制作地等
白旗山窯 
品質形状
陶器 
法量(cm)
口径3.2 底径3.0 高7.3 
時代
江戸時代 
年代世紀
17世紀中葉 
収蔵品番号
G127 

高取焼の肩衝茶入。二代福岡藩主の黒田忠之(1602-54)は、江戸幕府の茶の湯指南役であった小堀遠州(1579-1647)と交流があった。高取焼は、寛永年間(1624-44)には遠州の指導を受けて、洗練された作風の茶陶を生産するようになった。本作品は、端正な作りで、透明感のある釉薬が際立つ。安土桃山時代の豪放な様式ではなく、江戸時代初期の新しい様式を示す作品である。胴部に巡らした糸目の刻文は繊細で、内面の丁寧な仕上げや、底部が右糸切であることなどから、白旗山窯の製品と考えられる。「富士」の銘に相応しく、重ねられた釉薬が美しい山景色を成す。仕覆が3袋付き、それぞれの中込に、「伊予殿好此方二而/高取白薬/しゅす地銀入ノ紋」、「高取白薬/毛う留」、「高取白薬/博多織」と墨書され、さらに牙蓋も5枚付属し、その包紙にも、「伊予殿好/此方より/長左衛門挽」「此方二而」「宗玄好」の記載がある。

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