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海棲の二枚貝であるタマキガイ科の貝殻を利用した腕輪2点である。貝殻の頂部を打ち抜き、残された縁辺部を細い輪状に磨いて整形する。弥生時代中期の貝塚・墓地遺跡として知られる長崎県諫早市の田結貝塚出土品である。弥生時代中期、北部九州では、ゴホウラやイモガイなど南海産の貝類を用いた貝輪を威信財として墓に副葬する風習が、主に甕棺墓制のひろがる地域で流行する。一方、九州における弥生社会の縁辺部にあたる西北九州地域の甕棺墓分布圏外では、縄文時代以来の伝統である二枚貝製の腕輪を多く用い、墓に副葬した。本例は、こうした九州内における地域性を示す点でも非常に興味深い資料である。 <小澤佳憲執筆, 2024>
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海棲の二枚貝であるタマキガイ科の貝殻を利用した腕輪2点である。貝殻の頂部を打ち抜き、残された縁辺部を細い輪状に磨いて整形する。弥生時代中期の貝塚・墓地遺跡として知られる長崎県諫早市の田結貝塚出土品である。弥生時代中期、北部九州では、ゴホウラやイモガイなど南海産の貝類を用いた貝輪を威信財として墓に副葬する風習が、主に甕棺墓制のひろがる地域で流行する。一方、九州における弥生社会の縁辺部にあたる西北九州地域の甕棺墓分布圏外では、縄文時代以来の伝統である二枚貝製の腕輪を多く用い、墓に副葬した。本例は、こうした九州内における地域性を示す点でも非常に興味深い資料である。
<小澤佳憲執筆, 2024>
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