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青銅製の太鼓で、底部を設けず、筒状の器体上に平坦な鼓面がつく。鼓面では中央の光芒文を囲むように同心円状の文様帯が区画され、そのなかに変形羽人文・円圏文などさまざまな文様を飾る。これらの文様は蝋でできた銅鼓の原型にローラーのような道具を回転押捺させながら施したものである。鼓面縁辺の4箇所には3段重ねのカエル像を反時計回りに配する。側面の胴部にも多彩な文様のほかに、平面が「X」字形を呈する一対の把手や、ゾウとタニシのような生き物の小像を縦方向に並べた突帯などが見られる。 中国南部から東南アジアにかけて広く分布する銅鼓は、約2500年前に出現し、今でも一部の山岳地帯で使用されている。この銅鼓は18~19世紀にラオスやミャンマーなどで盛んに作られた型式の典型的な例である。
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青銅製の太鼓で、底部を設けず、筒状の器体上に平坦な鼓面がつく。鼓面では中央の光芒文を囲むように同心円状の文様帯が区画され、そのなかに変形羽人文・円圏文などさまざまな文様を飾る。これらの文様は蝋でできた銅鼓の原型にローラーのような道具を回転押捺させながら施したものである。鼓面縁辺の4箇所には3段重ねのカエル像を反時計回りに配する。側面の胴部にも多彩な文様のほかに、平面が「X」字形を呈する一対の把手や、ゾウとタニシのような生き物の小像を縦方向に並べた突帯などが見られる。
中国南部から東南アジアにかけて広く分布する銅鼓は、約2500年前に出現し、今でも一部の山岳地帯で使用されている。この銅鼓は18~19世紀にラオスやミャンマーなどで盛んに作られた型式の典型的な例である。
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