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など。
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日宋貿易の代表的な輸入品である宋版大蔵経(一切経)のうちの一帖。宋時代にはいくつかの印刷大蔵経(木版)が作られたが、本経は北宋末、12世紀半ばに開版された「思渓版」と呼ばれる大蔵経の一部である。巻末に記された奥書から、笠間郷(茨城県笠間市)を本拠とした鎌倉幕府御家人の笠間時朝が、建長7年(1255)に常陸国一之宮の鹿島神宮に納めた大蔵経の零巻であることが知られる。同経典群は「笠間経」とも称され、江戸末期には既に散逸していたが、寺院や故実家、収集家等の手を経た数帖が伝世する。思渓版大蔵経は比較的多く日本へ舶載され、現存するものの、本経のように渡来時期や奉納者、施入先が明らかなものは珍しく、中世前期の渡来経典として甚だ希少である。
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