九州国立博物館

  1. 収蔵品ギャラリー
  2. 須恵器平瓶

収蔵品ギャラリー

須恵器平瓶 (すえきひらべ)1口

須恵器平瓶
須恵器平瓶 1口

「画像検索」で別カットの画像をさがす

分野
考古 
員数
1口 
出土地
伝福岡県筑紫郡 
品質形状
土製 
法量(cm)
器高9.0 口径5.2 最大径10.5 
時代
古墳時代 
年代世紀
6~7世紀 
収蔵品番号
J539 
寄贈者名
猪野鹿次氏寄贈 

須恵器平瓶は、古墳時代後期(6世紀)以後、日本列島で普及した器種の一つ。主に液体の容器として用いられ、さまざまな用途で用いられた。
色調は暗青灰色で、硬質に焼き上がっている。口縁部の一部に欠けがあるが完形品である。「風船技法」と呼ばれる瓶類の典型的な製作技法が用いられており、胴部を成形した後、成形時の開放部を円形粘土で塞いだ痕跡が残る。開放部を塞いだ後、新たに注ぎ口を付するために、胴部斜め方向に孔をあけ、頸部を取り付ける。本品の場合、円形粘土と新たに付与した頸部が部分的に重複関係にある。底部から胴部下半にかけてカキ目、胴部中央は回転ヘラ削りで整えられる。胴部上半は注ぎ口取り付け位置を中心としたカキ目が施される。このカキ目は施文による器面調整とともに、新たに設置する注ぎ口取り付け場所の目印にもなっている。胴部中央には「\」印のヘラ記号がある。

  • 展示予定はありません。

画像のご利用について

収蔵品ギャラリーのトップへ戻る

ページの先頭へ戻る

    • 収蔵品ギャラリー
    • 収蔵品データベース
  • 対馬宗家文書データベース
  • 収蔵品画像検索
  • 文化交流展示室で見られる作品
  • Colbase
  • e国宝
九州国立博物館
  • サイトポリシー

Copyright © 2023 Kyushu National Museum.