九州国立博物館

  1. 収蔵品ギャラリー
  2. 新撰類林抄断簡 南院切「問寇校書雙溪」

収蔵品ギャラリー

新撰類林抄断簡 南院切「問寇校書雙溪」 (しんせんるいりんしょうだんかん なんいんぎれ こうこうしょがそうけいをとう)1幅

新撰類林抄断簡 南院切「問寇校書雙溪」
新撰類林抄断簡 南院切「問寇校書雙溪」 1幅

「画像検索」で別カットの画像をさがす

分野
書跡 
員数
1幅 
作者
伝空海筆 
品質形状
彩箋墨書 
法量(cm)
縦27.1 横18.0 
時代
平安時代 
年代世紀
9世紀 
収蔵品番号
B121 
寄贈者名
髙木聖雨氏寄贈 

中国・唐時代の詩人の漢詩を類別聚集した詩集『新撰類林抄』の断簡。界線が引かれた料紙を2枚継ぎ、本紙向かって右側には王維の「問寇校書雙溪」の漢詩を書写し、左側には梅の花を描く。『新撰類林抄』の断簡は「南院切」と呼ばれる。零巻である国宝「新撰類林抄巻第四残巻」(京都国立博物館蔵)の巻頭に「第三秩 春 閑散上」とあり、全体を四季に分け、さらに内容で分類したものと思われる。
本品は唐様の草書体で書写され、「新撰類林抄巻第四残巻」の書風と同類のものである。本品と「新撰類林抄巻第四残巻」の界線は類似する上に、本品の界高は22.4センチメートル、界線の幅は2.4センチメートルで、「新撰類林抄巻第四残巻」の界高の22.5センチメートル、界線の幅の2.4センチメートルに近似する。空海請来説や日本で書写された説があるが、平安時代の初めに書写されたものと思われる。空海を伝承筆者とするが、筆跡は空海のものとは異なる。国宝「新撰類林抄巻第四残巻」(京都国立博物館蔵)と同じく、唐代詩の遺篇として、また平安時代初期の草書として、貴重なものである。

  • 展示予定はありません。

画像のご利用について

収蔵品ギャラリーのトップへ戻る

ページの先頭へ戻る

    • 収蔵品ギャラリー
    • 収蔵品データベース
  • 対馬宗家文書データベース
  • 収蔵品画像検索
  • 文化交流展示室で見られる作品
  • Colbase
  • e国宝
九州国立博物館
  • サイトポリシー

Copyright © 2023 Kyushu National Museum.