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中国・唐時代の詩人の漢詩を類別聚集した詩集『新撰類林抄』の断簡。界線が引かれた料紙を2枚継ぎ、本紙向かって右側には王維の「問寇校書雙溪」の漢詩を書写し、左側には梅の花を描く。『新撰類林抄』の断簡は「南院切」と呼ばれる。零巻である国宝「新撰類林抄巻第四残巻」(京都国立博物館蔵)の巻頭に「第三秩 春 閑散上」とあり、全体を四季に分け、さらに内容で分類したものと思われる。
本品は唐様の草書体で書写され、「新撰類林抄巻第四残巻」の書風と同類のものである。本品と「新撰類林抄巻第四残巻」の界線は類似する上に、本品の界高は22.4センチメートル、界線の幅は2.4センチメートルで、「新撰類林抄巻第四残巻」の界高の22.5センチメートル、界線の幅の2.4センチメートルに近似する。空海請来説や日本で書写された説があるが、平安時代の初めに書写されたものと思われる。空海を伝承筆者とするが、筆跡は空海のものとは異なる。国宝「新撰類林抄巻第四残巻」(京都国立博物館蔵)と同じく、唐代詩の遺篇として、また平安時代初期の草書として、貴重なものである。
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