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法華経断簡 戸隠切「舎利弗云々」 (ほけきょうだんかん とがくしぎれ しゃりほつうんぬん)1幅

法華経断簡 戸隠切「舎利弗云々」
法華経断簡 戸隠切「舎利弗云々」 1幅

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分野
書跡 
員数
1幅 
作者
藤原定信筆 
品質形状
彩箋墨書 
法量(cm)
縦29.7 横14.7 
時代
平安時代 
年代世紀
12世紀 
収蔵品番号
B141 
寄贈者名
髙木聖雨氏寄贈 

薄墨色を帯びた本紙全面に1行8基の宝塔形を雲母で摺り出し、各宝塔の中に『法華経』の「方便品第二」の経文の一文字を書写した断簡。一部8巻に開結を添えた10巻が戸隠神社に伝来したと伝えられることから、「戸隠切」と呼ばれる。
筆者の藤原定信は、一切経を一人で書写したといわれ、速筆かつ右肩上がりの独特な書風をなした。本品においても、宝塔形に一文字ずつ、安置するように筆を運ぶが、その運筆はスピード感あふれるダイナミックで躍動的なもので、勢いあまって宝塔からはみ出している文字もある。一文字一文字のバランスよりも、筆の流れや全体の調和を重視した書である。この右肩上がりの定信の書風「定信流」は、写経の一典型として流行した。

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