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筋骨たくましい堂々とした体躯で、岩座の上の仰向けに転がる牛頭の邪鬼を力強く踏みつける。兜は頂部に翼を広げた鳳凰の大ぶりな飾りを、正面には雲頭形の飾りをもつ。左右の火焔形の護耳には、赤・黒・緑などで唐草文と思しき文様が描かれる。鎧の腹部には宝相華を中心とする文様が彩色され、肩部に龍頭を象った飾りを施す。 中国では後漢時代から唐時代にかけて、有力者の中・大型墓に甲冑を身に着けた加彩陶の武人俑を副葬することが流行した。なかでも盛唐期の8世紀前半に流行した加彩武人俑は、見栄を切るような大げさな表情、躍動感のある姿態、さらに、装飾性の強調された甲冑などに特徴がある。同様の特徴をもつ本作も盛唐期の比較的遅い時期に製作されたものと考えられる。
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筋骨たくましい堂々とした体躯で、岩座の上の仰向けに転がる牛頭の邪鬼を力強く踏みつける。兜は頂部に翼を広げた鳳凰の大ぶりな飾りを、正面には雲頭形の飾りをもつ。左右の火焔形の護耳には、赤・黒・緑などで唐草文と思しき文様が描かれる。鎧の腹部には宝相華を中心とする文様が彩色され、肩部に龍頭を象った飾りを施す。
中国では後漢時代から唐時代にかけて、有力者の中・大型墓に甲冑を身に着けた加彩陶の武人俑を副葬することが流行した。なかでも盛唐期の8世紀前半に流行した加彩武人俑は、見栄を切るような大げさな表情、躍動感のある姿態、さらに、装飾性の強調された甲冑などに特徴がある。同様の特徴をもつ本作も盛唐期の比較的遅い時期に製作されたものと考えられる。
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