収蔵品ギャラリー
緑釉取手付長頸壺 （りょくゆうとってつきちょうけいこ）1口
- 分野
- 考古
- 員数
- 1口
- 出土地
- イラン・ニシャプール
- 品質形状
- 陶器
- 法量(cm)
- 口径4.5 胴径16.0 高台径8.0 高32.0 高台高1.5
- 時代
- イラン・イル・ハーン朝
- 年代世紀
- 13世紀
- 収蔵品番号
- J507
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赤褐色の胎土で成形する。高台の上に量感溢れる洋梨型の胴部が載り、撫で肩の頂点から、細長い頸部が少し広がりながら立ち上がっている。頸部上端を少し屈曲させている。指留めつきの取手は、肩部と頸部中程を繋いでいる。頸部と取手の接合部すぐ下には、突帯が見られる。頸部から肩部にかけて、また底部近くには輪文が繰り返されている。高台は一部欠失している。前面に高台にかかるほど厚手の緑釉が施され、線状の茶褐色と濃い緑色の絵具が釉薬に溶け込んでいる。充実した器形は、中国陶磁からの影響を示すものと考えられる。
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