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咲き誇る牡丹花を背景に、2羽の鸚鵡を描いた双鳥様式の盤である。宋時代以来好まれた吉祥性あふれる意匠で、一尺ほどの盤面に破綻なく文様が配置されている。裏面には、香草文とも呼ばれる屈輪唐草文が彫り表されている。 漆を塗り重ねた層に文様を彫り表す彫漆の技法は、宋、元、明の時代に花開き、わが国にも本品のような盤が多数舶載され、唐物として珍重された。本品のような双鳥様式の堆朱盤は、唐物漆器の中でも定番であり、作行、状態ともに大変よい貴重な作例である。
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咲き誇る牡丹花を背景に、2羽の鸚鵡を描いた双鳥様式の盤である。宋時代以来好まれた吉祥性あふれる意匠で、一尺ほどの盤面に破綻なく文様が配置されている。裏面には、香草文とも呼ばれる屈輪唐草文が彫り表されている。
漆を塗り重ねた層に文様を彫り表す彫漆の技法は、宋、元、明の時代に花開き、わが国にも本品のような盤が多数舶載され、唐物として珍重された。本品のような双鳥様式の堆朱盤は、唐物漆器の中でも定番であり、作行、状態ともに大変よい貴重な作例である。
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