当サイトではJavaScriptを使用しております。 JavaScriptをONにして再読み込みを行ってください。
「画像検索」で別カットの画像をさがす
銅鋳造、鍍金。高台のついた小碗に台皿を備えた六器。碗は口造りが薄く丈が低くゆったりとした形姿をとっており、高台から上方に向かい間弁付の素弁八葉蓮華を鋳出す。連弁には中央に鎬を立てつつ三条の弁脈を刻む。蓮華の花先には刻んだ蘂(しべ)が胴を巡り、更にその上に隆帯を二条めぐらす。高台裏には轆轤(ろくろ)の挽き目が明瞭に残る。碗を載せる台皿は素文で、碗と同様に轆轤で薄く挽き上げ、極めて薄い高台を取り付ける。薄造りで碗の口が外反し、丈低く安定感のあるところに特徴があり、平安時代にまで遡る蓮弁飾六器の代表的作例であるばかりでなく、伝世の六器のなかでも最古級の作のひとつとみられる。高野山安養院伝来。
画像のご利用について
収蔵品ギャラリーのトップへ戻る
ページの先頭へ戻る
銅鋳造、鍍金。高台のついた小碗に台皿を備えた六器。碗は口造りが薄く丈が低くゆったりとした形姿をとっており、高台から上方に向かい間弁付の素弁八葉蓮華を鋳出す。連弁には中央に鎬を立てつつ三条の弁脈を刻む。蓮華の花先には刻んだ蘂(しべ)が胴を巡り、更にその上に隆帯を二条めぐらす。高台裏には轆轤(ろくろ)の挽き目が明瞭に残る。碗を載せる台皿は素文で、碗と同様に轆轤で薄く挽き上げ、極めて薄い高台を取り付ける。薄造りで碗の口が外反し、丈低く安定感のあるところに特徴があり、平安時代にまで遡る蓮弁飾六器の代表的作例であるばかりでなく、伝世の六器のなかでも最古級の作のひとつとみられる。高野山安養院伝来。
画像のご利用について