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百済の寺院で壁面に用いられたと考えられる文様塼である。
文様面の中央に大きく立体的な蓮華文を配する。大きめの中房の中に蓮子1+6+10を配し、その周囲を沈線がめぐる。突出する中房の周囲は平行線を表わす。花弁は素弁10弁からなり、花弁の中に忍冬文を表わす。間弁を持つ。蓮華文の周囲には、突線で挟まれた環状の珠文帯をめぐらす。文様面の四隅には、4面の頂部を合わせたときに十字形の花文になるように、花文の1/4が立体的に表わされる。塼の四隅には建物の壁面に設置するためにほぞ穴が設けられている。
韓国忠清南道扶余郡窺岩面外里で、昭和12年(1937)にほかの文様塼とともに出土した同笵例が知られている(韓国国立中央余博物館所蔵本館13968、韓国宝物第343号)ほか、扶余・王興寺跡でも同笵例が出土している。窺岩面外里では8種の文様塼が出土したが、蓮華文塼が最も希少であった。
この文様塼も、窺岩面外里か、そのほかの扶余地方の寺院遺跡で出土した可能性が高い。
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