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青銅鋳造の鈴付杏葉。吊手孔に鉄製品の断片と鉄錆が付着しており、本来は吊手金具に装着されていたと判断できる。本体は剣菱形で内部の区画に小さな突起を鋳込む。裏面には鋳型に生じた亀裂も線状に鋳込まれている。五鈴のうち一つは4分の1を欠損し、丸は失われている。他の4つもすべて補修痕があるため、内部の4つの自然石製丸も後補の可能性がある。本品は吊手の装着等の資料残存状況から見て、轡等の他馬具とともに馬装一括品として古墳に副葬されていたものと想定される。五鈴の補修は古墳から持ち出された後の近代以降の補修である。鈴付杏葉は古墳時代中期(5世紀)に日本列島に導入された後、古墳時代後期(6世紀)を通じて用いられた。
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青銅鋳造の鈴付杏葉。吊手孔に鉄製品の断片と鉄錆が付着しており、本来は吊手金具に装着されていたと判断できる。本体は剣菱形で内部の区画に小さな突起を鋳込む。裏面には鋳型に生じた亀裂も線状に鋳込まれている。五鈴のうち一つは4分の1を欠損し、丸は失われている。他の4つもすべて補修痕があるため、内部の4つの自然石製丸も後補の可能性がある。本品は吊手の装着等の資料残存状況から見て、轡等の他馬具とともに馬装一括品として古墳に副葬されていたものと想定される。五鈴の補修は古墳から持ち出された後の近代以降の補修である。鈴付杏葉は古墳時代中期(5世紀)に日本列島に導入された後、古墳時代後期(6世紀)を通じて用いられた。
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