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唐三彩貼花獅子文鍑 (とうさんさいちょうかししもんふく)1口

唐三彩貼花獅子文鍑
唐三彩貼花獅子文鍑 1口

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分野
陶磁 
員数
1口 
制作地等
中国 
出土地
中国出土 
品質形状
三彩陶器 
法量(cm)
口径15.3 幅24.0 高14.8 
時代
中国・唐時代 
年代世紀
7~8世紀 
収蔵品番号
G109 
寄贈者名
阿形邦三氏寄贈 

寸胴な器身の丸底に虎の足に似た形の三足を均等に配する。胴部には獅子文と、パルメットの一種と思しき植物文を交互に型押し(貼花)で飾る。外面底部を除いた表面全体に透明釉をかけ、その上に緑、褐色ないし黄色、藍の釉薬を施す。7世紀後半から8世紀前半の盛唐期には、貴族層のあいだに厚葬が流行する。それにともない、副葬用の華やかな明器として唐三彩の需要が高まり、銅と鉄を呈色剤とした緑釉、褐釉(ないし黄釉)のほかに藍釉まで加わった本格的な唐三彩が大量に作られた。大量生産の需要に応えるため、文様は貼花によって施され、工程が合理化された。鍑は、万年壺、龍耳瓶などとともに盛唐の唐三彩を代表する器種のひとつである。本作の胴部に飾られた獅子文や植物文は、当時の中国では新しかった藍釉とともに、西域からの影響を色濃く反映している。

  • 展示期間(予定):2025年07月23日~2025年11月03日 [4階文化交流展示室 第3室]

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