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初期伊万里の同様の器形・意匠の5枚組の染付皿である。全体にとろみのある釉薬がまだらにかかり、高台には砂が付着している点など、典型的な初期伊万里の特徴を示す。一方で安定した器形や発色の良い呉須から、創始時よりも技術がやや進展した1630-40年代に生産されたものと考えられる。また、法螺貝文と帆立貝と思われる文様や蓮弁文は、明末頃の中国磁器に描かれた宝文に倣ったもので、初期伊万里が中国の青花磁器を目指していたことを示す貴重な作例といえる。初期伊万里の皿が5枚揃いで伝わった点も非常に貴重である。
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初期伊万里の同様の器形・意匠の5枚組の染付皿である。全体にとろみのある釉薬がまだらにかかり、高台には砂が付着している点など、典型的な初期伊万里の特徴を示す。一方で安定した器形や発色の良い呉須から、創始時よりも技術がやや進展した1630-40年代に生産されたものと考えられる。また、法螺貝文と帆立貝と思われる文様や蓮弁文は、明末頃の中国磁器に描かれた宝文に倣ったもので、初期伊万里が中国の青花磁器を目指していたことを示す貴重な作例といえる。初期伊万里の皿が5枚揃いで伝わった点も非常に貴重である。
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