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有蓋双耳壺 (ゆうがいそうじこ)1合

有蓋双耳壺
有蓋双耳壺 1合

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分野
考古 
員数
1合 
出土地
伝奈良県桜井市穴師出土 
品質形状
陶製 
法量(cm)
蓋:口径17.4 器高7.1 身:胴部径30.5 口径14.8 器高23.7 
時代
奈良時代 
年代世紀
8世紀 
収蔵品番号
J326 

肩部に2つの耳が付いた薬壺形の壺に蓋を伴う須恵器の壺である。蓋はヘラ削りでていねいに整形し、中央には2つの凸帯によって3段に区切られた塔形のつまみを付ける。蓋内面には判読が難しい墨書が認められる。壺は粘土紐を曲げて耳を対向する2ヶ所に付ける。本品のような器形は仏具であることが多く、火葬や二次葬に伴う骨を納めた蔵骨器や地鎮具などの埋納品であった可能性が高い。『続日本紀』によると日本列島における火葬は7世紀末に導入されたが、考古資料ではその前後から蔵骨器が出土が知られている。伝えられる出土地には群集墳が広く展開しており、本品もその系譜につながる資料と見られる。

  • 展示期間(予定):2025年06月24日~2025年08月31日 [4階文化交流展示室 基本展示室]

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