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肩部に2つの耳が付いた薬壺形の壺に蓋を伴う須恵器の壺である。蓋はヘラ削りでていねいに整形し、中央には2つの凸帯によって3段に区切られた塔形のつまみを付ける。蓋内面には判読が難しい墨書が認められる。壺は粘土紐を曲げて耳を対向する2ヶ所に付ける。本品のような器形は仏具であることが多く、火葬や二次葬に伴う骨を納めた蔵骨器や地鎮具などの埋納品であった可能性が高い。『続日本紀』によると日本列島における火葬は7世紀末に導入されたが、考古資料ではその前後から蔵骨器が出土が知られている。伝えられる出土地には群集墳が広く展開しており、本品もその系譜につながる資料と見られる。
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肩部に2つの耳が付いた薬壺形の壺に蓋を伴う須恵器の壺である。蓋はヘラ削りでていねいに整形し、中央には2つの凸帯によって3段に区切られた塔形のつまみを付ける。蓋内面には判読が難しい墨書が認められる。壺は粘土紐を曲げて耳を対向する2ヶ所に付ける。本品のような器形は仏具であることが多く、火葬や二次葬に伴う骨を納めた蔵骨器や地鎮具などの埋納品であった可能性が高い。『続日本紀』によると日本列島における火葬は7世紀末に導入されたが、考古資料ではその前後から蔵骨器が出土が知られている。伝えられる出土地には群集墳が広く展開しており、本品もその系譜につながる資料と見られる。
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