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古墳時代の馬装のうち、掛け渡した革帯の結節点を固定するための金具で6脚が遺存するが、本来は9脚の雲珠と推定される。鉢本体を鋳造して鍍金し、各脚は1鋲を打つ。鉢は基部に4条の凹線が巡る。頂部は金銅板が破れ、鉄地が露出する。脚裏面にはかすかに布圧痕を認める。本品は9脚と古墳時代雲珠の中でも大型に属し、鍍金の遺存も良好で有力な首長層の副葬品と目される。伝えられる出土地付近には現在も多くの古墳群が展開し、盟主的な位置を占める古墳から出土したものであろう。
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古墳時代の馬装のうち、掛け渡した革帯の結節点を固定するための金具で6脚が遺存するが、本来は9脚の雲珠と推定される。鉢本体を鋳造して鍍金し、各脚は1鋲を打つ。鉢は基部に4条の凹線が巡る。頂部は金銅板が破れ、鉄地が露出する。脚裏面にはかすかに布圧痕を認める。本品は9脚と古墳時代雲珠の中でも大型に属し、鍍金の遺存も良好で有力な首長層の副葬品と目される。伝えられる出土地付近には現在も多くの古墳群が展開し、盟主的な位置を占める古墳から出土したものであろう。
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