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赤みのある白い胎土の表面に乳白色の化粧土を施し、その上にやや緑がかった透明釉を掛ける。釉は壺の内面にも掛かり、とくに釉が厚く溜まった内面底部では緑に発色し、ガラス質の光沢を帯びる。
まるみを帯びた短い頚の壺は中国の初唐から盛唐にかけて流行した器種のひとつで、白釉陶・白磁・三彩で盛んに作られた。「万年壺」とも呼ばれ、副葬品として貴族層の墓からしばしば出土する。本作はこの種の壺の典型的な作例である。また、胎土の表面に化粧を施し、そのうえに透明釉をかける方法は唐三彩のそれと通じる。しかし、緑がかった透明釉の釉調は、釉薬から不純物を完全には取り除き切れない初期的な様相を呈する。製作時期は唐三彩が成熟期を迎える盛唐より前の初唐にさかのぼる可能性がある。唐三彩の成立に関わる施釉技法をもった資料としてたいへん重要である。
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