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響銅王子形水瓶 (きょうどうおうじがたすいびょう)1合

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響銅王子形水瓶
響銅王子形水瓶 1合

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分野
考古 
員数
1合 
制作地等
中国 
品質形状
青銅製 
法量(cm)
高20.3 胴径8.0 
時代
中国・唐時代 
年代世紀
7~8世紀 
収蔵品番号
J474 

均整の取れた輪郭の優美な曲線は、器体を轆轤で回転させながら鏨で表面を削る響銅(佐波理)ならではのもの。甲盛り状に隆起する蓋の内面中央からは、ピンセット状の金具が垂下し、蓋の脱落を防ぐ。ラッパ状に広がる台脚の中位に底板を嵌め込み、その外面には「法静」の2文字を刻む。王子形水瓶は古代インドで使われ、中国では南北朝時代(北魏)から唐時代にかけて流行し、日本にも伝わった。東アジアでは奢侈品として有力者層に受容されただけでなく、仏具としても使われた。聖徳太子が用いた水瓶がこの種の卵形の胴部をもつものだったという伝承から、日本では王子形水瓶と呼ぶ。細部まで入念に仕上げられた本作は、唐時代のなかでも工芸技術がとくに発達した盛唐期(7~8世紀)の優品として位置づけられる。

  • 展示期間(予定):2025年05月13日~2025年07月06日 [4階文化交流展示室 第8室]
  • 展示期間(予定):2025年07月23日~2025年11月03日 [4階文化交流展示室 第3室]

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