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円山応挙46歳時の大作。賛は、画の6年後、池大雅の親友である高芙蓉が、没する前月に書している。賛では、応挙の水の表現がいかに素晴らしいか、109字を費やして切々と賛美。実際、画中には滝、渓流、蛇行して流れ来る川、近景を横断する幅広の川といった具合に、様々な水の流れが設定され、藍で彩った水面に淡墨で波を丹念に描いて、浅深や緩急など水の変化を見事に表わしている。写生を重視する応挙らしい表現である。近大遠小、近明遠渋の手法を用いた遠近感の表出、安定した絵画空間、雲霞によるゆったりとした空間構成、花咲き乱れる中、釣りや歓談する文人たちの精細な描写など、応挙の高度な画技をみせる優れた作品である。
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円山応挙46歳時の大作。賛は、画の6年後、池大雅の親友である高芙蓉が、没する前月に書している。賛では、応挙の水の表現がいかに素晴らしいか、109字を費やして切々と賛美。実際、画中には滝、渓流、蛇行して流れ来る川、近景を横断する幅広の川といった具合に、様々な水の流れが設定され、藍で彩った水面に淡墨で波を丹念に描いて、浅深や緩急など水の変化を見事に表わしている。写生を重視する応挙らしい表現である。近大遠小、近明遠渋の手法を用いた遠近感の表出、安定した絵画空間、雲霞によるゆったりとした空間構成、花咲き乱れる中、釣りや歓談する文人たちの精細な描写など、応挙の高度な画技をみせる優れた作品である。
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