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銅鋳造、鍍金。三鈷鈴は少なくとも9世紀中葉に入唐八家をはじめとする諸師が我が国に将来したことが知られる金剛鈴の一種である。将来当時の実例は皆無であり、平安時代・12世紀までに確実に収まる三鈷鈴としては、当館所蔵品(E248)や和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土五種鈴のうちの一口(東京国立博物館蔵、E14868)のほか、異形とも言われる尊永寺形三鈷鈴(大阪市立美術館蔵)などがあるに過ぎない。また、そもそも三鈷鈴の遺例は、五鈷鈴に比して、各時代を通じて非常に少ないことでも知られるため、本品のように中世に遡るものは貴重である。
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銅鋳造、鍍金。三鈷鈴は少なくとも9世紀中葉に入唐八家をはじめとする諸師が我が国に将来したことが知られる金剛鈴の一種である。将来当時の実例は皆無であり、平安時代・12世紀までに確実に収まる三鈷鈴としては、当館所蔵品(E248)や和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土五種鈴のうちの一口(東京国立博物館蔵、E14868)のほか、異形とも言われる尊永寺形三鈷鈴(大阪市立美術館蔵)などがあるに過ぎない。また、そもそも三鈷鈴の遺例は、五鈷鈴に比して、各時代を通じて非常に少ないことでも知られるため、本品のように中世に遡るものは貴重である。
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