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中近世の対馬の領主・宗氏(対馬宗家)の18代当主・宗義調(1532-88)の肖像画。侍烏帽子をかぶり、黒の直垂を着して、小紋高麗縁の畳に胡座する。義調は「偽使」を運用して朝鮮王朝との通交権を回復させ、領国経営を安定・強化させた当主で、36歳の若さで隠居した後も、没するまで実権を握った。義調の肖像画は、別史料により画像賛のみ知られていたが、本像の画像賛はそれと同文であり、確実な宗義調像として初めて確認された作品である。
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中近世の対馬の領主・宗氏(対馬宗家)の18代当主・宗義調(1532-88)の肖像画。侍烏帽子をかぶり、黒の直垂を着して、小紋高麗縁の畳に胡座する。義調は「偽使」を運用して朝鮮王朝との通交権を回復させ、領国経営を安定・強化させた当主で、36歳の若さで隠居した後も、没するまで実権を握った。義調の肖像画は、別史料により画像賛のみ知られていたが、本像の画像賛はそれと同文であり、確実な宗義調像として初めて確認された作品である。
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