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腹前で両手を重ね、白蓮華座に坐る菩薩形を大きく描く。定印を結び、宝冠をいただくことから密教の教主である大日如来とされる。しかし、後世に描かれた頭上の宝冠をのぞけば、その姿は明恵上人(1173~1232)の念持仏であった京都・高山寺の「仏眼仏母像」(国宝)とほぼ一致しており、本図も本来は獅子冠をかぶる仏眼仏母像であった可能性が考えられる。肩が張ってウエストの締まった体付きや着衣に施された文様パターンなど、細部に至るまで高山寺本に共通しており、両者の制作年代および作画環境の近さを示している。 銀泥による文様で埋め尽くされた白い衣を着け、白い蓮華座に坐す姿。制作された当初は銀色が白く光を発する美しい像であったと想像される。
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腹前で両手を重ね、白蓮華座に坐る菩薩形を大きく描く。定印を結び、宝冠をいただくことから密教の教主である大日如来とされる。しかし、後世に描かれた頭上の宝冠をのぞけば、その姿は明恵上人(1173~1232)の念持仏であった京都・高山寺の「仏眼仏母像」(国宝)とほぼ一致しており、本図も本来は獅子冠をかぶる仏眼仏母像であった可能性が考えられる。肩が張ってウエストの締まった体付きや着衣に施された文様パターンなど、細部に至るまで高山寺本に共通しており、両者の制作年代および作画環境の近さを示している。
銀泥による文様で埋め尽くされた白い衣を着け、白い蓮華座に坐す姿。制作された当初は銀色が白く光を発する美しい像であったと想像される。
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