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中国の洞庭湖(どうていこ)(湖南省)一帯の山水風景をテーマとする「瀟湘八景(しょうしょうはっけい)」を描く。右から順番に「洞庭秋月(どうていしゅうげつ)」「平沙落雁(へいさらくがん)」「江天暮雪(こうてんぼせつ)」「煙寺晩鐘(えんじばんしょう)」の四景を表わす本図は、岳翁(がくおう)筆瀟湘八景図屏風(重文、兵庫・香雪美術館)の左隻と図様がほぼ一致するため、当初は一双屏風であったと思われる。その作者は室町(むろまち)幕府の御用絵師・周文(しゅうぶん)(十五世紀前半活躍)の伝承があるが、十件ほど現存するほかの伝周文の山水図屏風と同様に、制作年代を十五世紀末から十六世紀前半までとみる指摘がある。室町時代における大画面の水墨山水画の特徴をよく伝える作品として貴重である。
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中国の洞庭湖(どうていこ)(湖南省)一帯の山水風景をテーマとする「瀟湘八景(しょうしょうはっけい)」を描く。右から順番に「洞庭秋月(どうていしゅうげつ)」「平沙落雁(へいさらくがん)」「江天暮雪(こうてんぼせつ)」「煙寺晩鐘(えんじばんしょう)」の四景を表わす本図は、岳翁(がくおう)筆瀟湘八景図屏風(重文、兵庫・香雪美術館)の左隻と図様がほぼ一致するため、当初は一双屏風であったと思われる。その作者は室町(むろまち)幕府の御用絵師・周文(しゅうぶん)(十五世紀前半活躍)の伝承があるが、十件ほど現存するほかの伝周文の山水図屏風と同様に、制作年代を十五世紀末から十六世紀前半までとみる指摘がある。室町時代における大画面の水墨山水画の特徴をよく伝える作品として貴重である。
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