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海棠白頭翁図は、海棠に白頭3羽が留まるさま、萱草百合図は、水墨で表わされた背の高い岩を中心に1株の薔薇と2株の萱草、小禽を著色で描く。花鳥は鮮やかな彩色と繊細な描線で表されている。いずれも画中に沈南蘋(1683~1760?)の落款・印章があり、前者には乾隆12年(1747)の年記が見える。江戸時代の写生的な花鳥図に特に大きな影響を与えた南蘋だが、現に海棠白頭翁図を模した黒川亀玉筆海棠白頭翁図(千葉市美術館所蔵)や諸葛監筆海棠白頭翁図(個人蔵)が現存する。萱草百合図も『沈南蘋画百幅』(長崎県立長崎図書館所蔵)に「宜男百合図」が挙げられている。いずれも南蘋画の強い規範性と日本での受容を示す貴重な作例である。
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海棠白頭翁図は、海棠に白頭3羽が留まるさま、萱草百合図は、水墨で表わされた背の高い岩を中心に1株の薔薇と2株の萱草、小禽を著色で描く。花鳥は鮮やかな彩色と繊細な描線で表されている。いずれも画中に沈南蘋(1683~1760?)の落款・印章があり、前者には乾隆12年(1747)の年記が見える。江戸時代の写生的な花鳥図に特に大きな影響を与えた南蘋だが、現に海棠白頭翁図を模した黒川亀玉筆海棠白頭翁図(千葉市美術館所蔵)や諸葛監筆海棠白頭翁図(個人蔵)が現存する。萱草百合図も『沈南蘋画百幅』(長崎県立長崎図書館所蔵)に「宜男百合図」が挙げられている。いずれも南蘋画の強い規範性と日本での受容を示す貴重な作例である。
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