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粘土で中空の直方体を作り、高温で硬く焼しめた墓室用の建築部材である。9種類の文様のスタンプを焼成前の段階で正面に捺して規則的な文様装飾を作り出している。文様の主題は嘴で魚を受け渡す一対の水鳥、猛禽、幾重にも枝の湾曲した大樹と9羽の鳥とそれを射落とそうとする人物、馬車に乗って画面左に移動している西王母、やはり馬車に乗って画面右に移動する人物と門闕等である。正面の下縁は全体に数センチ突出している。左右の側面には孔が開けられている。 空心塼は横穴式の墓室のどの部位に使用するかによって異なる形状のものが用意された。横長で正面にだけ画像を飾る本品は、同じ大きさと形の空心塼と組み合わせることで墓室の壁面を形成していた可能性が高い。その壁面に捺された小さなスタンプで、多種多様な吉祥文や理想とする冥界観を表現した。 <川村佳男執筆, 2025>
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粘土で中空の直方体を作り、高温で硬く焼しめた墓室用の建築部材である。9種類の文様のスタンプを焼成前の段階で正面に捺して規則的な文様装飾を作り出している。文様の主題は嘴で魚を受け渡す一対の水鳥、猛禽、幾重にも枝の湾曲した大樹と9羽の鳥とそれを射落とそうとする人物、馬車に乗って画面左に移動している西王母、やはり馬車に乗って画面右に移動する人物と門闕等である。正面の下縁は全体に数センチ突出している。左右の側面には孔が開けられている。
空心塼は横穴式の墓室のどの部位に使用するかによって異なる形状のものが用意された。横長で正面にだけ画像を飾る本品は、同じ大きさと形の空心塼と組み合わせることで墓室の壁面を形成していた可能性が高い。その壁面に捺された小さなスタンプで、多種多様な吉祥文や理想とする冥界観を表現した。
<川村佳男執筆, 2025>
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