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二行書「順境如春云々」 (にぎょうしょ「じゅんきょうははるのごとしうんぬん」)1幅

  • 展示中
二行書「順境如春云々」
二行書「順境如春云々」 1幅

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分野
書跡 
員数
1幅 
作者
佐藤一斎筆 
品質形状
紙本墨書 
法量(cm)
縦106.1 横30.2 
時代
江戸時代 
年代世紀
19世紀 
収蔵品番号
B172 
寄贈者名
島谷弘幸氏寄贈 

江戸時代後期を代表する儒学者である佐藤一斎(1772-1859)による二行書。本品は、自身の『言志後録』所収、第86条の格言を揮毫したもの。『言志後録』は、いわゆる「言志四録」(『言志録』・『言志後録』・『言志晩録』・『言志耋録』)の総称)のうちの一つで、文政11年(1828)から天保8年(1837)頃に執筆された。刊行は少し遅れて弘化3年(1846)である。つまり本品の揮毫は、執筆が開始された文政11年以降となる。
一斎の書の多くは、墨が途切れるところまで書き進める点と、特徴的な払いのかすれが見られるが、本品は総じて潤筆である。本品に捺される印の種類とその郭線の欠け方、あるいは配置は、一斎が嘉永4年(1851)に80歳の記念に書いた「八十歳誕辰七言律詩」(東京国立博物館所蔵、B-3134)と同一である。
<松浦晃佑執筆, 2024>

  • 展示期間(予定):2025年06月03日~2025年07月13日 [4階文化交流展示室 第3室]

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