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白木綿地龍鳳凰麒麟獅子文様刺繍装飾布 (しろもめんじりゅうほうおうきりんししもんようししゅうそうしょくふ)1枚

白木綿地龍鳳凰麒麟獅子文様刺繍装飾布
分野
染織 
員数
1枚 
制作地等
中国南部およびベトナム周辺 
品質形状
木綿 刺繍(絹糸) 
法量(cm)
長215.8 幅123.8 
年代世紀
17~18世紀 
収蔵品番号
I287 

ヨーロッパ輸出用に製作された刺繍壁掛けの類であるが、本作は主題が龍や鳳凰、麒麟、獅子といった東洋に好まれるモチーフであることから、製作国にて棺覆いなどに用いるため製作された可能性も含む。本作は中国広東省にて製作されていたいわゆる粤繡を源流とした装飾布である。粤繡の室内装飾布は、大航海時代以降、ヨーロッパにおける室内装飾の発注が世界各地に広まったことによって製作された。16世紀以降、こういった室内装飾布の発注先は、インドや南米、中国に広がっていった。こうして各地で製作された室内装飾布は、発注元であるヨーロッパの好みや装飾技法と、発注先の国々の技法やモチーフとが融合することとなった。本作は繍技と図様から、中国南部からベトナム周辺にて製作された刺繍布であると考えられる。京都西陣の機屋である伊達家旧蔵。
<桑原有寿子執筆, 2024>

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