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雍正帝福字額 (ようせいていふくじがく)1面

雍正帝福字額
分野
書跡 
員数
1面 
作者
原跡:雍正帝筆 
制作地等
中国 
品質形状
木製漆塗 彩色 金箔 
法量(cm)
縦141.0 横141.0 最大厚14.0 
時代
中国・清時代 
年代世紀
原跡:雍正12年(1734) 額:18世紀 
収蔵品番号
B157 
寄贈者名
上山英子氏寄贈 

一辺100.5㎝四方の菱形の額。中央に4つの部材を釘で打ち付けて「福」の大字を表す。福字は金箔を押すが、ほぼ剥落する。周囲に幅13.5㎝、厚さ14.0㎝の額縁を廻らせ、額縁には9頭の龍を彫刻する。龍の体部は金箔押し。龍の歯は白、口は赤の彩色を施す。
裏面の銘文から雍正12年(1734)12月28日に清朝の雍正帝より自筆の「福」字の書を下賜された和碩康親王の巴爾図が、書を元に仕立てた額と考えられる。愛新覚羅巴爾図(1674-1753)は清の皇族で和碩康簡親王。和碩は清の皇族クラスの爵位。巴爾図はその康親王家の4代目。簡は巴爾図の諡である。
清朝において皇帝自筆の書の下賜は、忠臣の顕彰、君臣関係の安定、冊封国の懐柔など政治的な機能を持った。本作品の原跡は12月28日に下賜されており、そこには新年招福の祈念とともに、雍正帝と巴爾図との君臣関係の確認や、巴爾図の忠臣としての顕彰の意味があったと想定される。

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