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鎬造、小鋒。腰反り強く元先の幅差あり。鍛は板目に杢交じりとなり、流れて総体肌立つ。地沸細かについて映り立つ。刃文は互の目乱れで2つずつ互の目連れとなり、刃中に細かな砂流しかかる。帽子は浅く湾れて丸く返り、先やや掃きかけとなる。茎は生で先栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔2つ開く。佩表に六字銘「俻州長舩政光」、佩裏に年紀「應永五年二月日」を切る。政光は備前刀工の一人で、相伝備前を代表する刀工、兼光の作風に似る。康安元年(1361)銘作(重要文化財、個人蔵)を制作の上限として室町時代初期の応永までの約40年間に渡って在銘作が残っており、そのなかで本品は、政光の末期作に位置づけられる。政光の生茎在銘の作は非常に貴重であり、その作風を知る上で重要な作品である。
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鎬造、小鋒。腰反り強く元先の幅差あり。鍛は板目に杢交じりとなり、流れて総体肌立つ。地沸細かについて映り立つ。刃文は互の目乱れで2つずつ互の目連れとなり、刃中に細かな砂流しかかる。帽子は浅く湾れて丸く返り、先やや掃きかけとなる。茎は生で先栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔2つ開く。佩表に六字銘「俻州長舩政光」、佩裏に年紀「應永五年二月日」を切る。政光は備前刀工の一人で、相伝備前を代表する刀工、兼光の作風に似る。康安元年(1361)銘作(重要文化財、個人蔵)を制作の上限として室町時代初期の応永までの約40年間に渡って在銘作が残っており、そのなかで本品は、政光の末期作に位置づけられる。政光の生茎在銘の作は非常に貴重であり、その作風を知る上で重要な作品である。
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