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首飾りを付けて大刀を佩き、籠手をはめ衣服を着て盛装する男性の全身像をあらわす人物埴輪である。基台は円形で、対向する方向に2つの透かし孔を設ける。器台の上に履から帽子までを含む男性像の全身が直立する。目は杏仁形に透かし孔で表現し、眉と鼻は隆起させて作り出す。耳には耳環を着け、その上から下げ美豆良を結う。首には丸玉を連ねた首飾りを着ける。両手を胸に当て、上腕部には籠手を着装する。腰には2条の粘土紐を周回させて腰帯を表し、腰前に大刀を提げる。上衣は前合せで前面に紐の結び目を二つ表す。下衣はズボン風で、太ももは大きく膨らみ、膝の部分に脚結い紐を表現する。足には履をはく。群馬県伊勢崎市にかつて所在した前方後円墳である上武士(剛志)天神山古墳から出土したものとされ、国の重要文化財に指定されている。 <小澤佳憲執筆, 2024>
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首飾りを付けて大刀を佩き、籠手をはめ衣服を着て盛装する男性の全身像をあらわす人物埴輪である。基台は円形で、対向する方向に2つの透かし孔を設ける。器台の上に履から帽子までを含む男性像の全身が直立する。目は杏仁形に透かし孔で表現し、眉と鼻は隆起させて作り出す。耳には耳環を着け、その上から下げ美豆良を結う。首には丸玉を連ねた首飾りを着ける。両手を胸に当て、上腕部には籠手を着装する。腰には2条の粘土紐を周回させて腰帯を表し、腰前に大刀を提げる。上衣は前合せで前面に紐の結び目を二つ表す。下衣はズボン風で、太ももは大きく膨らみ、膝の部分に脚結い紐を表現する。足には履をはく。群馬県伊勢崎市にかつて所在した前方後円墳である上武士(剛志)天神山古墳から出土したものとされ、国の重要文化財に指定されている。
<小澤佳憲執筆, 2024>
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