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口縁部をわずかに欠失するが、ほぼ完存する須恵器の平瓶である。大ぶりで、扁平な球状の胴部に注口部が取り付けられる。体部外面は、底部までヘラケズリで丁寧に調整され、平瓶の初現である6世紀末頃の形態を表している。口縁部はやや歪んでおり、底部には焼き台の痕跡が残る。福岡県行橋市南泉に所在する、豊前地域を代表する群集墳・横穴墓群として知られる竹並遺跡より出土したと伝わる。
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口縁部をわずかに欠失するが、ほぼ完存する須恵器の平瓶である。大ぶりで、扁平な球状の胴部に注口部が取り付けられる。体部外面は、底部までヘラケズリで丁寧に調整され、平瓶の初現である6世紀末頃の形態を表している。口縁部はやや歪んでおり、底部には焼き台の痕跡が残る。福岡県行橋市南泉に所在する、豊前地域を代表する群集墳・横穴墓群として知られる竹並遺跡より出土したと伝わる。
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