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水晶による小壺。内部には砂が敷かれ、ガラスビーズ(鉛ガラス)による舎利が2粒収められることから、舎利容器として用いられていたことがわかる。蓋の鈕には蓮の花托に見立てた丸文、身には蓮弁が彫り表される。さらに蓮弁には葉脈が線刻される。小ぶりながらも細かな彫刻が見事な優品である。本品の詳細な出土地域は不明であるが、水晶による舎利容器の類例が中国・遼代の遺跡から出土していること、また蓮花を模したガラスの舎利容器の破片が大量に宇治・平等院の本尊台座より発見されていることから、11世紀の遼の遺跡から出土したものと推測される。
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水晶による小壺。内部には砂が敷かれ、ガラスビーズ(鉛ガラス)による舎利が2粒収められることから、舎利容器として用いられていたことがわかる。蓋の鈕には蓮の花托に見立てた丸文、身には蓮弁が彫り表される。さらに蓮弁には葉脈が線刻される。小ぶりながらも細かな彫刻が見事な優品である。本品の詳細な出土地域は不明であるが、水晶による舎利容器の類例が中国・遼代の遺跡から出土していること、また蓮花を模したガラスの舎利容器の破片が大量に宇治・平等院の本尊台座より発見されていることから、11世紀の遼の遺跡から出土したものと推測される。
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