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竹ビーズで編んだ夏季の下着。衣服の下に身につけることで、衣服が汗で肌にまとわりつくのを防ぐ役割を持つ。中国・安徽省博物院には、類品の竹製汗衫(竹絲衣)が4領所蔵されている。そのうち2領は長袖のもので、腹部に横に編み表した文様も含め、本資料と形状が非常に似る。もう2領は、袖のないベスト状のものである。この安徽省博物院所蔵のベスト状の竹製汗衫は、南京太平天国歴史博物館所蔵のベスト状の竹製汗衫と同型である。太平天国博所蔵のベスト型竹製汗衫は、清朝末期に起こった太平天国の乱に参加した太平軍兵士が夏に用いたものである。この竹製汗衫は、安徽省在住者より寄贈されていることから、安徽省博物院所蔵の竹製汗衫と関連する資料でる可能性もあろう。よって安徽省博物院所蔵竹製汗衫とほぼ同型の本資料も、19世紀後半に中国で用いられたものだと考えられる。
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竹ビーズで編んだ夏季の下着。衣服の下に身につけることで、衣服が汗で肌にまとわりつくのを防ぐ役割を持つ。中国・安徽省博物院には、類品の竹製汗衫(竹絲衣)が4領所蔵されている。そのうち2領は長袖のもので、腹部に横に編み表した文様も含め、本資料と形状が非常に似る。もう2領は、袖のないベスト状のものである。この安徽省博物院所蔵のベスト状の竹製汗衫は、南京太平天国歴史博物館所蔵のベスト状の竹製汗衫と同型である。太平天国博所蔵のベスト型竹製汗衫は、清朝末期に起こった太平天国の乱に参加した太平軍兵士が夏に用いたものである。この竹製汗衫は、安徽省在住者より寄贈されていることから、安徽省博物院所蔵の竹製汗衫と関連する資料でる可能性もあろう。よって安徽省博物院所蔵竹製汗衫とほぼ同型の本資料も、19世紀後半に中国で用いられたものだと考えられる。
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