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布袋図 (ほていず)1幅

布袋図
布袋図 1幅

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分野
絵画 
員数
1幅 
作者
河村若芝筆 悦山道宗賛 
品質形状
絹本著色 
法量(cm)
縦67.2 横32.5 
時代
江戸時代 
年代世紀
貞享4年(1687) 
収蔵品番号
A147 

顔を正面に向け、歩みを進める布袋の姿。口を大きく開け、眉毛や目尻を下げてあやしい笑みを浮かべている。描いたのは江戸時代前期に活躍した河村若芝(1630-1707)。佐賀藩龍造寺家出身と伝えられ、長崎において長崎唐絵の創始者とされる逸然性融(1601-68)に師事し、癖のある道釈人物画を得意とした。逸然は日本黄檗宗の開祖である隠元隆琦(1592-1673)の日本招聘にも尽くした長崎・興福寺の僧で、弟子である若芝の身近には常に黄檗文化があった。そのことを示すように現在50点ほど知られる若芝作品のうち賛を伴うものは半数ほどあるが、その多くが黄檗僧による着賛である。画面上部の賛文も、能書として知られ、萬福寺第7代住持を務めた福建省出身の悦山道宗(1629-1709)がしたためている。右下には若芝の落款印章があり、「丁卯季中秋日」(貞享4年〈1687〉8月15日)に記したことが明らかとある。

  • 展示期間(予定):2025年08月05日~2025年09月15日 [4階文化交流展示室 基本展示室]

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