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新古今和歌集断簡 北山切「たそかれの」 (しんこきんわかしゅうだんかん きたやまぎれ たそがれの)1幅

新古今和歌集断簡 北山切「たそかれの」
新古今和歌集断簡 北山切「たそかれの」 1幅

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分野
書跡 
員数
1幅 
作者
伝足利尊氏筆 
品質形状
紙本墨書 
法量(cm)
縦23.1 横15.7 
時代
南北朝時代 
年代世紀
14世紀 
収蔵品番号
B147 
寄贈者名
髙木聖雨氏寄贈 

『新古今和歌集』巻第3の和歌2首(歌番号277と278)と歌番号279の和歌の上の句を書写した断簡。「北山切」は、国宝「藻塩草」(京都国立博物館蔵)、国宝「見ぬ世の友」(出光美術館蔵)、国宝「翰墨城」(MOA美術館蔵)、いずれの古筆手鑑にも貼られている。
関西大学図書館所蔵の「北山切本新古今和歌集」(巻第16から巻第20までの冊子本〈縦22.2センチメートル・横14.8センチメートル〉)の識語には、「貞和六年二月十四日書写之」とあり、「北山切本」が貞和6年(1350)2月14日に書写されたことがわかる。貞和6年は足利尊氏の在世中であることをもって、江戸時代以来、「北山切」の筆者を尊氏と伝えるが、確証はない。
歌頭には選者名を略記した記号がある。「宀」は藤原定家、「阝」は藤原家隆である。また、1行目右に「イかきね」とあり、選者の注記がある。
本品の書風は、転折、細い線の運筆に気を遣った、端正でバランスのとれたものである。

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