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古今和歌集断簡 通切「うくひすの」 (こきんわかしゅうだんかん とおしぎれ うぐいすの)1幅

古今和歌集断簡 通切「うくひすの」
古今和歌集断簡 通切「うくひすの」 1幅

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分野
書跡 
員数
1幅 
作者
藤原定実筆 
品質形状
彩箋墨書 
法量(cm)
縦22.1 横13.9 
時代
平安時代 
年代世紀
12世紀 
収蔵品番号
B135 
寄贈者名
髙木聖雨氏寄贈 

裏面に布目の跡が残る料紙に、『古今和歌集』巻第1の和歌2首を書写した断簡。もとは粘葉装の上下2冊の冊子本。上巻は昭和27年(1952)までは完本として伝来したが、その後分割された。装飾のある紙の表を使用した断簡を「筋切」、紙の裏面を使用した断簡を、篩に似た荒い布目の跡があることから「通切」と呼ぶ。
本品には流麗で温和な書風が展開される。伝承筆者を藤原佐理とするが、佐理の筆跡とは異なる。書風から藤原定実筆と推定される。筋切が漢字の使用を控えているのに対し、通切は漢字の使用が見られる。見開きごとに、また和歌ごとに変化を見せようとした筆者の美意識が見いだせる。

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