九州国立博物館

  1. 収蔵品データベース
  2. 斎宮女御集断簡 小島切「うら水の」

収蔵品データベース

斎宮女御集断簡 小島切「うら水の」 (さいぐうにょうごしゅうだんかん こじまぎれ うらみずの)1幅

斎宮女御集断簡 小島切「うら水の」
斎宮女御集断簡 小島切「うら水の」 1幅 斎宮女御集断簡 小島切「うら水の」 1幅

「画像検索」で別カットの画像をさがす

分野
書跡 
員数
1幅 
作者
伝小野道風筆 
品質形状
彩箋墨書 
法量(cm)
縦22.3 横16.1 
時代
平安時代 
年代世紀
11世紀 
収蔵品番号
B125 
寄贈者名
髙木聖雨氏寄贈 

醍醐天皇の第4皇子、式部卿重明親王の長女で、村上天皇の女御となった徽子女王の歌集『斎宮女御集』の和歌3首を書写した断簡。もとは綴葉装の冊子本であった。そのため、本品に書写された3首に続く和歌が反転して本紙に墨が残っている。本阿弥光悦の門下で、中国・南宋時代の張即之の書法を学び、「宗真流」という書風で知られた小島宗真が愛蔵したものとして、「小島切」と呼ばれる。
藍や紫の飛雲を漉き込んだ鳥の子紙に、細かな雲母砂子を撒いた料紙を用いる。同種の料紙を用いるものとして、伝藤原行成筆「敦忠集切」や「伊予切」、「法輪寺切」などがあり、「小島切」もほぼ同じ頃のものと考えられる。穂先の長めの筆で書かれたためか、繊細かつ流麗な筆致である。伝承筆者は小野道風とされるが、時代は下がり11世紀後半の書写と推定される。

  • 展示予定はありません。

画像のご利用について

前のページへ戻る

ページの先頭へ戻る

    • 収蔵品ギャラリー
    • 収蔵品データベース
  • 対馬宗家文書データベース
  • 収蔵品画像検索
  • 文化交流展示室で見られる作品
  • Colbase
  • e国宝
九州国立博物館
  • サイトポリシー

Copyright © 2023 Kyushu National Museum.