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黒髭は龍神をかたどった面。水中に住み、雨水をつかさどると考えられている龍は、中世の信仰の中で重要な位置を占めた。「竹生島」や「春日龍神」「白鬚」などに用いられる面である。面裏は平滑に削って赤茶色の漆を塗り、額に「□ト/黒ヒケ」と墨書、「作」と朱書する。この面の下顎のしゃくれ具合や歯列の造形、髪の毛の表現など自然な趣があり、大倉集古館所蔵の泥黒髭(出目洞水〔満昆〕・17-18世紀)や、佐野美術館所蔵の泥黒髭(出目友水〔庸久〕・18世紀)より、制作時期はやや上がると考えられる。
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黒髭は龍神をかたどった面。水中に住み、雨水をつかさどると考えられている龍は、中世の信仰の中で重要な位置を占めた。「竹生島」や「春日龍神」「白鬚」などに用いられる面である。面裏は平滑に削って赤茶色の漆を塗り、額に「□ト/黒ヒケ」と墨書、「作」と朱書する。この面の下顎のしゃくれ具合や歯列の造形、髪の毛の表現など自然な趣があり、大倉集古館所蔵の泥黒髭(出目洞水〔満昆〕・17-18世紀)や、佐野美術館所蔵の泥黒髭(出目友水〔庸久〕・18世紀)より、制作時期はやや上がると考えられる。
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