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十六は、わずか16歳で戦の露と消えた少年、平敦盛をかたどった面。『平家物語』に敦盛を「薄化粧して、かね黒なり」と記されるようにこの面も鉄漿をさしている。面裏は鑿痕を荒く残して削り、黒塗りされるが光沢はない。額の左寄りに「天下一友閑」の焼印が見られる。永青文庫所蔵の友閑作とされる焼印と比べ、焼印の余白がやや大きいため友閑の面の写しと考えられるが、黒目がちな目や産毛のような眉など少年の面影を色濃く伝える佳作である。
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十六は、わずか16歳で戦の露と消えた少年、平敦盛をかたどった面。『平家物語』に敦盛を「薄化粧して、かね黒なり」と記されるようにこの面も鉄漿をさしている。面裏は鑿痕を荒く残して削り、黒塗りされるが光沢はない。額の左寄りに「天下一友閑」の焼印が見られる。永青文庫所蔵の友閑作とされる焼印と比べ、焼印の余白がやや大きいため友閑の面の写しと考えられるが、黒目がちな目や産毛のような眉など少年の面影を色濃く伝える佳作である。
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