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中将は平安時代の代表的な歌人在原業平の相貌を表したといわれる面で、その名の由来は、業平が在中将とか在五中将と呼ばれたことに基づく。男面は、修羅能に登場する面として、武将の亡霊が生者の前に姿を現し、さまざまな訴えをなす。中将は代表的な若い男の面として眉目秀麗な貴公子のほか、戦乱に散る平家の公達の役に用いられる。面裏の「天下一友閑」の焼印は、大野出目家二代出目友閑満庸(1578-1652)のものと一致する。また、面裏の鼻下にみられる3本の線刻は、大野出目家の是閑吉満(1527-1616)、友閑などの知らせ鉋の特徴を示すことから、本面は友閑作の可能性が高い。
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中将は平安時代の代表的な歌人在原業平の相貌を表したといわれる面で、その名の由来は、業平が在中将とか在五中将と呼ばれたことに基づく。男面は、修羅能に登場する面として、武将の亡霊が生者の前に姿を現し、さまざまな訴えをなす。中将は代表的な若い男の面として眉目秀麗な貴公子のほか、戦乱に散る平家の公達の役に用いられる。面裏の「天下一友閑」の焼印は、大野出目家二代出目友閑満庸(1578-1652)のものと一致する。また、面裏の鼻下にみられる3本の線刻は、大野出目家の是閑吉満(1527-1616)、友閑などの知らせ鉋の特徴を示すことから、本面は友閑作の可能性が高い。
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