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緑釉耳杯 (りょくゆうじはい)2口

緑釉耳杯
緑釉耳杯 2口

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分野
考古 
員数
2口 
制作地等
中国 
出土地
中国出土 
品質形状
緑釉陶器 
法量(cm)
1:長14.0 幅10.5 高3.8 2:長14.0 幅10.5 高3.8 
時代
中国・前漢~後漢時代 
年代世紀
前1~後2世紀 
収蔵品番号
J445 
寄贈者名
阿形邦三氏寄贈 

平面が楕円形の漆塗り耳杯を象った緑釉陶器である。長手の両側に把手がつく。把手の輪郭は細長い弧状を呈する。把手がひとの顔の両耳に見えることから、耳杯と呼ばれる。
中国では多彩な器物のミニチュア模型「明器」がやきもので象られ、死者のあの世での幸福を祈って墓に副葬された。明器のなかでも漆器の耳杯をかたどった緑釉陶は、前漢後期から後漢時代を通じて盛んに作られた。本作はその代表的な作例である。
漢時代の酒宴において、酒は温酒樽や酒樽といった比較的大きな容器に入れられており、都度、耳杯に注いでから主客に供した。酒のほかにも羹を盛ることもあった。当時の宴席における飲食に欠かせない、もっとも必要とされた容器のひとつであった。

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