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漆耳杯 (うるしじはい)1口

漆耳杯
漆耳杯 1口

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分野
考古 
員数
1口 
制作地等
中国 
出土地
(推定)朝鮮民主主義人民共和国・平壌市楽浪遺跡群出土 
品質形状
木胎漆塗 
法量(cm)
長12.7 幅10.6 高4.3 
時代
中国・前漢~後漢時代 
年代世紀
前1~後1世紀 
収蔵品番号
J443 
寄贈者名
阿形邦三氏寄贈 

一対の把手がひとの顔の両耳に見えることから、「耳杯」と呼ばれる。薄い木胎に下地を塗り、その上に漆を塗っている。平底には楕円形の高台がつく。破断面を見ると、高台はコクソ漆と思しき可塑性の材質を芯として底部に盛りつけ、そのうえに漆を塗っているのが分かる。外面および把手は全面朱漆、内面は黒漆を塗る。内面見込みには朱色と黄色で巻雲文と鳳凰文を描く。見込み部分の片側の長辺には朱漆で「□(利)王」と書く。
耳杯は羹や酒を盛る容器として戦国時代(紀元前5~前3世紀)に登場し、秦漢時代(前3~2世紀)に盛んに作られ、魏晋南北朝時代(3~6世紀)まで使われた。本作の「利王」と読める銘は、楽浪遺跡群の王盱墓、王光墓などから出土した漆器に多数の該当例がある。

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