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緑釉加彩馬 (りょくゆうかさいうま)1軀

緑釉加彩馬
緑釉加彩馬 1軀

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分野
陶磁 
員数
1軀 
制作地等
中国 
出土地
中国出土 
品質形状
緑釉加彩陶器 
法量(cm)
長8.2 幅3.0 高7.9 
時代
中国・唐時代 
年代世紀
7~8世紀 
収蔵品番号
G113 
寄贈者名
阿形邦三氏寄贈 

鞍をつけた馬を表した陶製の小像で、中空の造りである。素地は紅陶で、全体に白化粧を施し、鞍に朱色の絵具を塗り、泥障、腹下の空間、蹄および台座には淡緑釉をかける。中国では多彩な器物のミニチュア模型「明器」とともに、人物や動物の姿を映した「俑」がやきもので象られ、死者のあの世での幸福を祈って副葬された。数ある動物俑のなかでも馬は戦国時代に出現した。唐時代には高さ、長さとも10センチに満たないごく小さな馬の俑が作られた。後漢時代にも同様の極小の動物俑が流行したが、唐時代のそれは台座と一体のものが主流となる。紅陶の素地に白化粧を施し、緑釉をかける点は唐三彩の技法にも共通する。唐時代は繁縟で大型の唐三彩が発達する一方で、このように小型で素朴な動物俑も数多く作られた。

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